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minneにて出品中の「とかげペンダント SV925」のトップ画像を更新しました。

こちらからご覧いただけます→とかげペンダント SV925

minneで初めて出品したとかげのペンダントトップです。

サイズは約1.9×1.7cmとそこまで大きくなく、柔らかな雰囲気のとかげさんです。

ペンダントトップのみの販売ですが、革紐かシルバーチェーンをオプションでお付けすることも可能です。

ところでこちらのとかげさん、販売するために制作したものではありません。それは10年ほど前、彫金スクールに通っていた時に自分のためと両親にプレゼントするために作りました。父には革紐をつけてペンダントに、母にはパーツを付け足し帯留めにして贈りました。

そして自分のものには石留めをしました。

地金はK10イエローゴールド、石はブルーとオレンジの2色のサファイアを使っています。当時しま模様をイメージしてこの配色にした記憶があります。

初めての留め方だったのでよく見るとガタガタですね。今のところ石が外れることも無く使えているのでしっかり留まってはいるようです。

今の私にもっと石留めの技術がついたら、こういった感じの石を使った作品も出していこうと計画しています。

ちなみに、まだ娘が小さい頃こちらを革紐に通したネックレスを愛用していました。なぜかといいますと、娘がネックレスを引っ張るのです。このとかげさんは割としっかりした作りなのでそう簡単には曲がりません。それにチェーンは切れる心配がありましたが、革紐であれば少しくらい引っ張られても大丈夫(少しは痛いですが)。そして万が一切れてしまっても革紐ならまた新しいものを通し直せば良いだけです。そんな理由で娘とのお出かけはいつもこの子と一緒でした。

このとかげさんにはもう一つ思い出があります。それは制作時の事です。私はほとんどの作品を「ワックス」という蝋のような物を削り出して「原型」を作り、その原型を専門の業者さんに預けて「鋳造(ちゅうぞう)」してもらい金属になり、それを自分の手で仕上げを行い制作しています。

なんと、一度鋳造を失敗されてしまったんです…

失敗する事は時々あり、原因は様々なようですが、事前にベテランの方にチェックしてもらっていたので原型に問題は無かったはずです。ただどんな理由であれ保障などは一切ないので、「失敗しました」と連絡がきて終わりです。そして失敗しても原型は跡形も無くなります。時間と手間をかけたものが消えてしまうというのはかなりショックです。当時電話で連絡を受けたあと泣いた覚えがあります(お恥ずかしい…)。時間と手間が無駄になったということよりも、手をかけた「その子」がもう形になる事はないのだという事実がとても悲しかったですね。

そんな事があってぽきっと折れた私の心ですが、とかげさんを作りたい気持ちは消えませんでした。なんとか気を取り直し、またイチから作り直しです。

そうして今度は無事に鋳造され出来上がった子が、このとかげさんです。結果を言えば、作り直した2つめの方が良い作品となりました。まさに結果オーライというやつですね。ただ鋳造の業者さんからの連絡は今もドキドキします。

たくさんの思い入れがあり、大のお気に入りでもあるこのとかげさん。そんなとかげさんだからこそminnnの初出品の作品にと決めました。

このとかげさんが何処かの誰かの思い出の一部となれたなら、それ以上の喜びはないです。

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